ロンドンオリンピックが開幕し、日本選手の活躍のニュースとともに、イギリス、ロンドンが何かと注目されつつあるこの夏です。
歴史ある英国ですが、フレンチ、中華、イタリアン、そして、タイ料理などに比べて、日本ではなぜか影が薄いイギリス料理。そういえば、イギリス料理のお店、他のヨーローッパの料理店に比べると少ないですね。そんなちょっとした疑問から、イギリス料理、食生活全般について、調べてみました。
お馴染みのティタイムの習慣、これはなんといってもイギリスが発祥の地です。イギリスいえば、紅茶ですね。19世紀半ば、始まりました。この頃は1日2食の食事で、夕食が午後8時過ぎだったため、空腹に我慢できずに紅茶とパンを食べたことが始まりとなって、貴族のあいだで流行し、ヴィクトリアン女王の時代に完成されたイギリスの伝統的なティーパーティのことです。
午後のひとときに、スコーン、ヴィクトリアケーキ、きゅうりのサンドイッチとともに、ミルクティを楽しみます。日本でもスコーンはおなじみですね。クロッテッドクリームにジャムをプラスしていただきます。
パブの名前が付くお店は日本になぜかたくさんありますが、パブはイギリス、ロンドンが発祥地です。
イギリスではパブは気軽な社交場で、ロンドンでは500m以内に必ずあるほど。みんなそれぞれ行きつけのパブがあるそうです。飲み食いしながら、スポーツ観戦、日本でも、スポーツパブが増えてきた昨今ですね。
やはり、ビールを片手に定番のおつまみは“フィッシュ&チップス”イギリス中どこへ行ってもあるのが“フィッシュ&チップス”だそうです。
オリンピックでますます盛り上がりそうなロンドンのパブ、そして、日本のスポーツ観戦パブです!
イギリスでは食料品などの生活必需品が「軽減税率」となっています。
その代わり、パン屋さんの冷たいサンドイッチは税率が0%ですが、ファーストフード店のハンバーガーは20%の税がかかっています。いわゆるお惣菜は温かくて、すぐ食べられるものは20%、温かくないものは0%と線引きが曖昧で、議論となっているようです。(朝日新聞 7月23日朝刊、ワールド経済より)
実は、意外と日本でもおなじみのお料理が多いイギリス料理、家庭料理では、ポテトが多く登場し、オーブン料理が多いのが特徴ですね、外食では女性におなじみのアフタヌーンティ、そして男性達のパブ、イギリス料理にはフレンチやイタリアンにはない素朴さが詰まっています。猛暑の中、フィッシュ&チップスを片手にビールで、ロンドンにいる気分となって、オリンピック観戦はいかがでしょうか?